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コラム COLUMN

まだまだ暑い

今回は、暑さ指数と熱中症対策についてお話しします。今年の夏も暑くなりそうですので、しっかりと対策をして健康に過ごしましょう。特に高齢者の方々には、エアコンの活用が重要ですので、その上手な使い方もご紹介します。

暑さ指数(WBGT)とは?

いて知っておきましょう。これは、気温だけでなく、湿度、風速、日射量を総合的に考慮して算出される指数です。以下の式で求められます:

室外(直射日光あり): WBGT = 0.7×湿球温度 + 0.2×黒球温度 + 0.1×乾球温度

室内または日陰(直射日光なし): WBGT = 0.7×湿球温度 + 0.3×黒球温度

この指数が高いほど、体温が上がりやすくなり、熱中症のリスクが増加します。

マンションの高層階

マンションの高層階に住んでいると、屋上からの熱や外気温の影響で室温が上がりやすいことをご存知でしょうか?一階上がるごとに室温が約0.5度から1度上がると言われています。特に最上階は屋根の影響も受けやすいため、他の階よりもさらに温度が上昇することが多いです。この間講演を聞いた立川在宅クリニックの井尾先生も注意してらっしゃいました

エアコンの上手な使い方

高齢者の方の中には、エアコンをあまり使わない方もいらっしゃるかもしれませんが、現代の暑さではエアコンを上手に使って室温をコントロールすることが非常に重要です。

設定温度:   室温は28℃以下に設定しましょう。エアコンを使用することで、室内を快適な温度に保つことができます。

エアコンと扇風機の併用:  エアコンと扇風機を併用することで、冷気を効率よく部屋全体に循環させることができます。

こまめな換気:   時折、窓を開けて換気を行い、室内の空気を新鮮に保ちましょう。最近はまたコロナが流行ってきていますね。閉め切って冷房かけているので寒気が良くなくなっているのも原因の一つだそうです。

意外な熱中症対策

以下のような意外な方法で、さらに効果的な熱中症予防が可能です:

観葉植物の利用:   植物は蒸散作用により水分を放出し、室内の湿度を保つのに役立ちます​ ​。汗の蒸発を施し体温を下げる効果があります。

エッセンシャルオイルの活用:   ペパーミントやユーカリのオイルを使用すると、冷感効果を得られます。これらのオイルを数滴こめかみや首筋に塗るとひんやりとした感触が得られて、体温を下げることが出来ます。また冷水にこれらのオイルを数滴加えて霧吹きで室内に噴霧すると、涼しさを感じることができます。

足を冷やす:  足の裏を冷やすことで、体温を効果的に下げることができます。足の裏にはたくさんの血管があつまっています。冷たい水に足を浸けたり、冷却パッドを使用したりすることで体全体の温度を下げましょう​ 。

緊急時の対応

もし、以下のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

強いめまい、立ちくらみ

異常な発汗停止

高体温(39℃以上)

意識障害やけいれん

まとめ

暑さ指数を参考にしながら、適切な対策を講じて、健康に過ごしましょう。特に高齢者の方々は、エアコンを上手に使って室温をコントロールし、体温を下げることが大切です。今回ご紹介した意外な対策もぜひ取り入れてみてください。暑い夏、健康を守って快適に過ごしましょう!