1.断捨離で身軽に
終活の一環として、不要なものを整理することが大切です。家の中に不要なものが多いと、地震時に避難の妨げになったり、倒れてきて怪我の原因になる可能性があります。そこで、以下のポイントを意識して断捨離を進めましょう。
1-a 使わない家具や電化製品
長期間使用していない家具や家電は処分しましょう。特に地震で倒れやすいものはリスクになります
1-b 古い書類や衣類
必要最低限のものだけを残し、整理整頓しておきます。大切な書類は耐火・耐水性のケースに保管しましょう。
気付きのポイント
断捨離は単なる片付けではなく、命を守る準備です。普段から整理整頓を心がけることで、地震時の安全を確保しやすくなります。いらないものは思い切って処分しましょう。
2. 避難路の確保
地震発生時には迅速な避難が必要です。日頃から避難路を確保しておくことが重要です。
2-a 家の中の避難路
家具の配置を見直し、避難経路を確保しましょう。ドアや廊下が家具で塞がれていないか確認します。玄関までの通路に物が置いていないか?階段にちょこっと物が置かれていないかチェックしてください
2-b 地域の避難所確認
自宅から最寄りの避難所までのルートを確認しておきます。地震の影響で道路が使えない場合もあるため、複数のルートを把握しておくと安心です。自分の地域の避難所はどこか確認してください。
気付きのポイント
家の中だけでなく、地域全体での防災も重要です。家族や近隣住民との連携を考えることで、いざという時に迅速な避難が可能になります。現代は地域のコミュニティに非参加のご家庭も多いかと思います。近隣の方とは出来るだけコミュニケーションを取っておくことをお勧めします。どの家庭に小さなお子さんがいる、寝たきりのご老人がいる、わかっているだけで連携がとりやすいです。
3. 備えておくべき物
防災のために準備しておくべきものをリストにしておくと、いざというときに役立ちます。
3-a 非常食・飲料水
最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄を。缶詰や保存のきく食料、水は忘れずに。
3-b 医薬品
持病がある方は、常備薬を必ず準備。さらに、救急箱には絆創膏、消毒液、包帯なども入れておきます。
3-c 防災グッズ
懐中電灯、電池、ラジオ、モバイルバッテリー、簡易トイレなども重要です。特に停電時や避難所での生活に必要なものをリストアップしましょう。
気付きのポイント
普段からの備えが、いざというときの安心に繋がります。特に持病がある方や小さなお子さんがいる家庭では、必要な物をリストアップして準備をしておくことが大切です。
4. 地震に備える住環境の整備
家具の固定や耐震グッズの活用も忘れずに
4-a.家具の固定
地震の際に家具が倒れないように、L字金具や耐震マット、突っ張り棒などでしっかり固定します。
4-b ガラスフィルムの貼り付け
窓ガラスには飛散防止フィルムを貼って、割れたときのリスクを減らしましょう。割れたガラスは怪我のもとになります。
気付きのポイント
過去の地震の教訓を活かして、住環境を見直すことができます。小さな対策でも大きな安心に繋がることを知り、今から始めることが重要です。
終わりに
南海トラフ地震の予測がある中、終活と防災を結びつけた取り組みは、家族や自身を守るためにとても重要です。過去の地震から学び、今できることから少しずつ始めてみましょう。小さな一歩が、未来の安心を築く大きな力となります。