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コラム COLUMN

毎日暑くて、大雨のニュースも多くて、なんだか心配が尽きませんね。
近くで避難指示が出た、そんな話も他人事ではなくなっています。

でも実は、こうした災害時にこそ、
「エンディングノート」がとても役に立つって知っていましたか?

もしもはいつも突然に・・・

猛暑で倒れてしまったり、
大雨で家族と連絡がとれなくなったり、

そんな時に困るのが「情報がわからないこと」です。

・持病やかかりつけの病院は?

・どこに避難すればいい?

・大切な人への連絡先は?

・ペットは?財産は?

それを自分で話せなくなった時、周りが困らないようにしておくのが、
いまの“終活”です。

持病やかかりつけの病院は?

災害時や体調が急に悪くなったとき、まわりの人が一番困るのが「何の病気?どんな薬を飲んでるの?」ということ。

たとえば、糖尿病や心臓の病気がある人、血圧の薬を飲んでいる人は、正しい治療や薬の継続がとても大切です。

🔹書いておきたいこと:
・持病の名前
・飲んでいる薬の名前と飲み方
・かかりつけの病院や薬局の名前・電話番号

これがわかるだけで、命を守る医療につながります。

どこに避難すればいい?

いざという時、
「この人、どこに行ったんだろう?」「家に残ってるのかな?」と、
家族やご近所の人が心配します。

もし自分が避難しなきゃいけなくなったときに、どこに行くかを決めておくと安心です。

🔹書いておきたいこと:
・自宅の地図と最寄りの避難場所
・避難するつもりの場所(親戚の家、福祉避難所など)
・移動手段(杖、車いす、介助が必要など)

特に高齢者や体が不自由な方は、早めの避難と準備が命を守るカギになります

大切な人への連絡先は?

災害 避難 終活 エンディングノート
何かあったときに「この人に連絡してほしい」という人がいるなら、
その連絡先がわからなければ、誰にも伝えられません。

災害の混乱の中で、スマホの電池が切れても見られるように、紙にも書いておくと安心。

🔹書いておきたいこと:
・家族・親戚・信頼している友人の名前と電話番号
・緊急時に伝えてほしい人
・話しておいてほしい内容(例:入院中のこと、介護の希望など)

ペットはどうする?

ペットも大切な家族。人間が非難するときと同じような準備が必要です。

普段使いのキャリーやカート
 両手をあけて動けるリュック型キャリーが特に便利です。また、ケージに慣れさせておくと避難先でもペットが安心できます。

フード・水・食器
 最低5〜7日分を目安に備蓄。食器は折りたたみ式やカラビナ付きのものが持ち運びやすいです。

トイレ用品・消臭グッズ
 ペットシーツや猫砂、防臭袋、生ゴミ代わりにも使えるトイレットペーパー、除菌ウェットティッシュなどあると安心。

首輪・リード・予備用具
 通常使っているもの+予備があると安心。迷子札やマイクロチップも装着しておくと、はぐれた時に役立ちます。

飼い主情報・ペットの情報カードと写真
 災害時にパニックになったペットを探したり、預けたりする時にすごく役立ちます。飼い主と一緒の写真も重要!

私のように障害を持っている場合は、知らせておこう!

身体に障害がある人が住んでいることを、いざという時にまわりや自治体、救助の人にすぐにわかってもらう準備はとても大事!

だから、次のようなことをしておくと安心につながります。

自治体の「避難行動要支援者名簿」に登録しておこう!

災害のときに自力で避難するのが難しい人(障害がある人、高齢者、病気の人など)が、
助けてもらえるようにする市区町村の制度です。

登録しておくと:
・近くの民生委員さんや避難支援者に情報が伝わる
・自治体が事前に対策を考えてくれる
・災害時に優先的に安否確認や避難誘導してもらえる

🔹登録対象になるのは?
・身体障害手帳を持っている人
・歩くのが困難な人(杖・車椅子など)
・一人暮らしの高齢者
・認知症がある人 など

登録の仕方は?

市役所・区役所の「防災課」や「福祉課」で手続きができます。