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コラム COLUMN

葬儀は人生の卒業式。後悔しないお見送りの形を一緒に考えてみませんか?

「お葬式のことなんて、まだ早い」「縁起でもない」
そう思って先延ばしにしてしまう方は、とても多いです。

でも実際には、お葬式は突然やってくることがほとんど。
心の準備がないまま当日を迎え、決めなければいけないことが山のように押し寄せます。

そして、落ち着いてからよく聞く言葉があります。

「もっとこうしてあげればよかった…」
「あの人らしい送り方をしてあげたかった…」

今日は、そんな後悔を少しでも減らすために、
**“お葬式は人生の卒業式”**という視点で、前向きに話してみたいと思います。

突然の葬儀は、心も体も追いつかない

葬儀は、ご家族にとって心が追いつかないまま短期間で決断の連続です。

・どんな式にする?
・どこにお願いする?
・予算は?
・宗教は?
・参列者は誰まで?
・音楽は?写真は?服装は?

悲しみの中で色々決めないといけないため、
大切な人の“想い”よりも、 “形だけのお葬式”になってしまうこともあります。

でももし、少しでも準備していたら…。

残される家族は、
「これがあの人の希望だったんだ」と安心して見送ることができます。

お葬式は“人生の卒業式”

私は、お葬式をこう思っています。

💐 「涙だけではなく、“ありがとう”で送り出す場所」
💐 「その人の人生を称える最後のセレモニー」

学校に卒業式があるように、
人生にも“卒業式”があっていいと思うんです。

泣くだけではなく、
その人が生きた証を感じられるあたたかい時間。

・その人らしい音楽

・好きなお花に囲まれた祭壇

・笑顔の写真

・想い出のエピソード

そんな風に送られたら、
遺された家族の心にも、癒しと温かさが残ります。

自分のお葬式は自分でプロデュースしていい時代

「自分で決めていいの?」と思う方もいるかもしれません。

結論…
いいんです!

今は、お別れの形も多様になりました。
葬儀というより、「お別れ会」「感謝の会」「ありがとう会」という形も増えています。

例えばこんな選び方があります。
● 流したい音楽を決めておく

 ●好きなお花・色・テーマを選ぶ

● ドレスコードを明るい色にしてもOK

● 思い出写真や動画を残しておく

●生前に感謝のメッセージを家族へ残す

「そんなこと考えたことなかった」という方も、
一つ決めてみると心が少し軽くなります。

準備は“死”の話ではなく、“今をどう生きるか”の話

葬儀や終活の話をすると、
「まだ先のことなのに…」と不安になる方もいます。

でも終活は、しんみりするためのものではありません。

実は…
終活は“生き方を整える時間”なんです。

・今の気持ちや考えが整理される

・大切な人に感謝を伝えられる

・自分の人生に自信が持てる

・“今日を丁寧に生きよう”と思える

準備することで、
未来が明るくなる人がたくさんいます。

私がこの話を伝えたい理由

私は脳梗塞を経験して、
“人生は当たり前じゃない”と強く感じました。

あの日を境に、
「元気なうちに伝えたい想いは伝えよう」
と心に決めました。

だからこそ私は、
お葬式をただの「お別れ」ではなく、
「ありがとうがあふれる卒業式」にしてほしいと思っています。

悲しみだけで終わるのではなく、
心が温まり、家族の背中をそっと押してあげられるような時間に。

最後に。今日できる小さな一歩

大げさな準備は必要ありません。

まずはこれだけでOKです⇩

「自分は、どんな卒業式で送り出されたい?」

と、自分に質問してみてください。

思いついたことを一つ、紙に書いてみるだけで、
もうそれは立派な“終活の一歩”です。

もし、ひとりだと不安なら、いつでも声をかけてくださいね。

一緒に、心が軽くなる終活の形を作っていきましょう。